CareTEXは今年で2回目の開催となり、3月16~18日の3日間、東京ビックサイトで開催されましたが、来場者は昨年の1.5倍と介護福祉業界では一大イベントとなりつつあります。主に、介護分野での商品展示が行われており、福祉用具から介護請求ソフトまでハード・ソフト問わず展示されておりました。とくに最近のトレンドは、人材不足に関連するものや、業務を便利にするものが目立ちました。やはり介護職員離れを防ぐ為に、施設を運営する方々の注目度は非常に高い状況です。その中で、運営にかかわる方とお話していると「利用者さんにかかわる部分は人が対応し、それ以外の部分はシステムや機械で改善し、サービス向上を図りたい」とのご意見が多く聞かれました。そのため、今回弊社が発表した服薬管理システムの注目度は非常に高かったと思われます。
1日目、9:30の開場時間は人もまばらでしたが、時間がたつにつれてたくさんの方が来て下さりました。「誤薬」というキーワードは、施設でもデリケートな部分でもあり、表立って相談しにくい部分だとは思いますが、それでもブースを訪れる方の数は他のブースと比べても明らかに多かったと思います。それだけ、服薬管理の関心の高さがうかがえました。とくに、「服やっくん」は職員の手間をほとんどかけずに運用ができることと、人材不足の中、新人職員を即戦力にできるシステムということで、施設のマネジメントをされる方々の関心を惹いておりました。このシステムの特徴である、調剤薬局にある分包機のメーカーと連携したことが、皆様の興味を惹いたようです。
服やっくんは施設向けの服薬管理システムとしてリリースされますが、その施設以外の業種の方々にも好評いただきました。その中でもとくに調剤薬局の反応は良く、「施設から誤薬防止について相談されて、いろいろ試してみたがなかなか改善されなかった」「これから施設に向けて処方箋をいただく営業をしなければいけないが、その営業ツールとして使ってみたい」などのお話を聞きました。今年4月には診療報酬改定があり、「かかりつけ薬局」が新設されたことで、服薬支援についていろいろなツールがほしいといった要望も多く聞かれました。
今後も自社の施設運営の観点からヒントを得て、必要と思われるシステム開発を行っていきたいと思います。今回のご来場者様とお話しする中で、現場での検証をしっかり行っている点は弊社システムの強みだと感じました。弊社システム開発事業部の開発や機能追加に活かしていき、さらに皆様のお力になれるシステムへと育てていきたいと思います。
システム開発事業部 加藤